読書記録 ネコでもわかるベルギーのこと

先日、真面目にベルギーのことを調べました。

 

今年の秋、ベルギーのアントワープに行く予定なのです。

ただ、受験でも世界史は勉強したくせに

他国の歴史とかは・・・ろくに覚えてないんですよね。

 

せっかく訪問するのだから、その国の歴史や精神、文化を知っておきたい。

ということで、自分なりにざっくりと勉強していくことにしました。 

 

今回は主にこちらの本を立ち読み。

歴史と現在の首都のパートをメインに、興味があった箇所だけ。

 

ベルギーを知るための52章 (エリア・スタディーズ)

ベルギーを知るための52章 (エリア・スタディーズ)

 

 

 

知識を羅列するブログにはしたくないので、シンプルに行きます。

(はしょりすぎだという苦情は聞きません)

 

 恥ずかしながら今回初めて知ったことはたくさんありますが、

最も印象的だったのは

「ベルギーは、地域によって公用語を変えている連邦国家」だということ。

(エリアのまとまりを「言語共同体」と呼ぶらしい)

 

まずざっくり北と南に分かれて、北がベルギー流オランダ語、南がフランス語。

首都ブリュッセルは北に位置するけど、オランダ語とフランス語の二重公用語

東部のドイツ隣接地域(全体の数%)がドイツ語。

 

一つの国の中で、公用語が4パターンもある国って他にあるのだろうか?

 

もともとは現・オランダと同じ国(ネーデルランド)としてオランダ語メインだったけど

地理的に、イギリス・フランス・ドイツなどの大国に囲まれているがゆえ

各国からの人・文化の流入の影響は大きく(特に一時支配国だったフランスの影響大)

一つの国の中で、エリアごとに主流言語が違ったわけですね。

 

 

大戦後、言語の対立で国内がギスギスした時期もあったけど

(主にオランダ語VSフランス語)

一つの国だから一つの結論でまとめる、ということではなく

最終的に、「それぞれを認める」という選択をしたみたいです。

むしろ「そうしないと国がまとまらない」くらいの危機感があったらしい。

 

憲法で、「内閣は,同数のフランス語を語る大臣と,オランダ語を語る大臣から成る」と、大臣の数は半々にしましょうと決めているほど。

共存への危機感が伺えます。

 

フィンランドの本を読んだときも思ったけど、

どちらかと言うと大国の歴史よりも

「大国に挟まれて翻弄され続けた小国」の歴史のほうが

いろんなものの影響を受けていたり、

戦争のとばっちりでひどい目にあったり、

でもだからこそ国を維持するために工夫して頑張っていたりと

ドラマを感じるので面白いなぁと感じています。

 

 

それから、なるほどなと思ったのは

港があって昔から「ヨーロッパの貿易拠点」として機能していたが故に

最新の情報が集まりやすく、

「新しい技術をいち早く取り入れる」地域だったということ。

 

たとえば

15~16世紀頃の活版印刷術、その後の航海技術など。

ヨーロッパ大陸で最初に産業革命が起こったのもベルギー。

 

それを読んで思いだしたのですが

私が秋に訪れる予定のアントワープは、

「世界で初めて行政システムにブロックチェーン技術導入を決めた」地域なんですね。

 

万国共通で保守的になりがちな行政でされも

進歩のために、新しい技術を取り入れようとするスタンス、しびれます。

そしてそういった傾向は、歴史的に培われた国民性なのかなと。

 

こうやって、「本やネットで学んだ歴史の知識」と

「自分が知っている現代の知識」がリンクして

ひとつの考察や仮説が自分の中に生まれた瞬間って、すごく面白い。

 

最後にもう一つ印象的だったのは

「意外と個人主義国家」だということ。

小国として遅めに出来上がった国であるからか、

「国家」とか「宗教」といった権威的なものや共同体への執着が薄く、

「自分は自分で人生を楽しめればOK!」という感覚が強いらしい。

なので仕事はあまり頑張らない(らしい)。

女王が平気でセクシーな恰好で外出してたりとか、王家もわりとフリーダム。

 

 

以上の、

・エリアごとの複数の公用語

・新しいものへの開放性

個人主義的傾向

のような特徴から総合して、私なりのベルギーの結論は

イデオロギーよりも実利を取る人達」

という印象かな。(個人的には非常に好印象)

 

 

 

こうやって、学んだことから「自分はどう思うか」を考えるのって楽しい。

 

私は元ガリ勉なので、勉強自体は嫌いじゃないです。

でも、

ひたすら年号やら人物名やらを暗記するだけの知識偏重の勉強はもうしたくないかな。

そういった細かい知識に捉われすぎずに、広い視点をもって

概要を理解し、自分なりの考察を積み上げるような学習をしたい。

 

それでもって、現地に足を運んで

ちょっと当たってた!という嬉しさとか

違った、予想外だった!というギャップを楽しみたい。

 

最終的に、ベルギーの国民性やら歴史やらの話を

現地の人とできたらいいなあ。楽しいだろうなあ。

そんな妄想を膨らませてワクワクしています。

 

 

 

ちなみに

大国に囲まれているがゆえに「オイシイ」部分もあって

フランスの影響でご飯は非常においしく

ドイツの影響でビールがおいしいんだってさ!やったね!